JKT48のオタクになってみた -coba menjadi fans JKT48

JKT48とそのファンを研究対象にしたら自分もミイラになったでござる

インドネシア語検定過去問解いてみた

Saya coba Ujian Tertulis Kemampuan Berbahasa Indonesia yang lalu.
Saya akan mengikuti ujian Tingkat C pada tanggal 10 Januari.

振り返ると、12月に入っても思うように論文執筆作業は進まなかった。
論文の提出期限である1月は目前、年始は生誕ラッシュで忙しいことから(生誕を担当しているアイドルが何れも1月生まれ、それも初旬)(フェニちゃんも1月生まれだ)何としてでも論文を12月初旬には完成させたい。
その思いで11月末日には第一稿を書き上げる心算で作業を進めていた。
しかし、第2章と第3章が纏まらないままに12月を迎えたというのが現実であった。
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そんな中、気分転換と称して突然インドネシア語検定過去問題に挑んだので結果を記録、ここまでの独学の成果を報告する。

1月10日に実施される試験でC級を受験予定で、日程的に上述の論文へのプレッシャーとしての意味合いも込めて申し込んだ。
試験の結果はそのレベルでは特に役立つものではないが、記念と記録の為に思っている。

インドネシア語検定の過去問はE、D、C級のそれぞれ2回分を収録した小冊子とリスニングCDという構成で販売されている。
筆者は東京・新宿の紀伊國屋書店で購入したが、通販もある(詳細はインドネシア語検定公式サイトへ)。
問題の構成は、英検のそれと似通うところもあり、一般的な語学の試験という印象を受けた。

とりあえず状況も状況なので、特に準備もせず、ただ設問に取り組んだ。
E級から始めてC級まで進めたが、C級になると急に知らない語彙が増え(E級でも知らない単語だらけであったが)ほぼ当てずっぽうになった。
結果は、
E級 32/35
D級 33/45
C級 22/50
分かりやすい現状で何よりであった。

論文作業もひと段落したので、今後は語彙の確認を中心に受験準備を行う予定である。
ところで、リスニングの問題が全て印字されている、つまり実質リスニング要素ゼロなのだが、これがデフォルトなんだろうか…

カレンダー選抜投票してみた

現在、「カレンダー選抜」という新しい文化に触れている真っ最中である。
Googleに訊ねてみたところ、どうやら国内48グループでも定番のワードらしい。
年末年始の風物詩といったところだろうか。
JKT48に触れるようになってやっと耳にしたところなので、勉強不足は否めないのだがとにかくCDのリリースと同様にカレンダーの発売は一大関心事だと認識した。
(そう言えば宝塚歌劇団の若手スターを取り巻く状況も同様であることを思い出した。やはり宝塚歌劇団と48グループのフォーマットは親和性が高い。)

そして今年JKT48では、そのカレンダー選抜をファン投票で決めるのだと言う。
方法はシリアルナンバーによるオンライン投票なのだが、番号が必ずしも投票者に固有というわけではなかったり、入力しても何故か無効だったり、反対に使用した後でも再使用できたりと混乱状態にあるようである。
その辺りの事情はともかく、とにかく自分もフェニちゃんに投票しなければとファンクラブ及びTwitter経由でシリアルナンバーを入手した。

今のところ9回くらい投票したのだが、投票サイトに並ぶメンバーの顔をクリック、スマートフォンタブレット端末ではタップしただけで「投票は完了しました」のような表示が出るので、何処となく不安だ。
自分の場合、たまたまスクロールのタイミングで他のメンバーに触れてしまってその子に投票されるという「事故」が起こり得そうで怖い。
むしろちゃんとフェニちゃんを選べているのかも定かでない。
何ならこの不確かで微々たるフェニちゃんへの投票が影響力を持っているようには感じられず手応えがない。

12人選抜ということで1ヶ月に1人のメンバーが選ばれるようで、実際に「選抜」されるのはかなりの狭き門だ。
このファン投票という制度の中で実際に勝負のステージに立てるメンバーは限られているし、一般的にはある程度の予定調和的な結果が予想される。
しかし、ファンの「応援している」という気持ちを直接刺激する手法は「使える」。
そうした手法が果たす効果とその動機には今後も注目していきたいし、自分も一生使われていきたい。

総選挙の結果発表の時、隣のメンバーと手を取り合い、2人寄り添って小さくなりながら下を見て泣きそうになっているフェニちゃんの姿が思い起こされる。
結果に繋がるかは分かんないけどフェニちゃんに投票してるからね。
応援しているよ。
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4期生にも注目してみた

今年5月、初めて参加した握手会の時にちょうど4期生の御披露目を見ることができた。
確かフェニちゃんの握手列に並んでいる最中だったので、何度も首を伸ばしてステージを凝視する格好になり、それはそれは無様であったろうと思う。
ショートカットが印象的なリンタン(スリ・リンタンちゃん)以外はあまり特徴が掴めず、また自分の語学力では名前も聞き取れない状態だったため、何となく「見た」ということ以外の感想はなかった。

その数日後、空港へ向かう直前、ファンクラブの会員カードを受け取る術を求めて立ち寄ったJKT48劇場に10人程の女の子達が集合しているところに遭遇した。
確信はなかったが、あのステージでラベンダー色のTシャツを着て笑顔を振りまいていた4期生と印象が重なった。
ショートカットの子がいなかったし、公式サイトに4期生の名前と顔が並んでからもピンと来ることなく、未だに確信はない。
でも、スタッフに説明を受けている筆者と目があうと、はにかんだ笑顔でそれぞれに会釈する少女達の初々しさと奥ゆかしさは日本のアイドル研究生のそれと似ていて、やっぱり4期生ちゃんなのかな、と思いながら劇場を後にしたのをよく覚えている。

そんな4期生を意識するようになったのは8月の渡航で、公演のバックダンサーを務める彼女達を見てからだ。
その印象は5月の記憶とは分断されていて、改めて1人1人の顔立ちや立ち姿、パフォーマンスを見ることになった。
元々の個人的な習慣で、ついステージの前面よりも後方に注目してしまうことと相俟って、その関心は直ぐ高まった。
ハイタッチにも参加する彼女達にひと声掛けたくて、最後のMCの最中、必死にステージに並ぶ顔と公式サイトを見比べて何度も名前を確認した。

人数が少ないこともあり、それぞれが個性的な雰囲気を持っているし、何処となく可愛らしいタイプのメンバーが多い。
10月31日の握手会では、「研究生候補生」から「研究生」へと昇格してTwitterも始まった。
とにかく今後が楽しみな10人である。

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リサちゃん(左アドリアニ・エリサベスちゃん)とデフィちゃん(右マデ・デヴィ・ラニタ・ニンタラちゃん)
デフィちゃんは顔も雰囲気もキャンディZOOの星りあらちゃんに似ていて推せる…

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デフィちゃんは日本に留学することが夢である(やはり推せる)

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前出のリンタンはその名前のキャッチーさとショートカットのインパクトに加えて前髪作っていきなり化けるという超絶王道アイドルあるあるをやってのけただただげろきゃわモンスターに

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やる気満々過ぎんだろ…(もっとやれ)

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ジナンちゃん(左ジナン・サファ・サフィラちゃん)とシンディー(右シンディ・ハプサリ・マハラニ・プジアントロ・プトゥリちゃん)は仲良し

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GEN4 Gulali
(左から)クリスティ(同)、デフィちゃん、リンタン、ジナンちゃん

10人中6人という絶妙な人選になってしまったが他意はないです。





論文初稿書いてみた

Saya sudah selesai menulis tesis pertama hari in.
Terima kasih banyak untuk bantuan dari teman-teman yang di Indonesia dan Jepang dan Feni.

数ヶ月こねくり回し、もはや一体何を知りたいのかよく分からなくなっていた論文の第一稿を書き終えた。
まだ道半ばではあるが、インドネシアへの渡航やオンライン調査をはじめ、様々な場面で協力の手を差し伸べてくれた日本国内外、インドネシア国内外の知友といつも明るい笑顔で支えてくれたフェニちゃんに御礼を申し上げる。
奇しくもAKB48劇場10周年のその日に区切りを迎えることとなり些か気分がよい。

しかし、論文の出来を思うとすぐに気分が悪くなるのでもう一度このことは忘れよう。

代わりに最近のフェニちゃん。

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じゃーん!

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前髪切りましたー!

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でももう既に若干長いね!

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相変わらずエンジェルと仲良し☆

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オクタとも仲良し☆

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ナツとも仲良し☆

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この2人が同い年という東洋の神秘が堪らなく可愛い。


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また今後ともお付き合い下さい。
Salam kenal lagi.

チームKⅢ公演見てみた

誤解を恐れずに言えばチームKⅢには推しがいない。
厳密に言えば可愛いなと思う子はたくさんいるし、JKT握手では初めてを捧げたユッピちゃん(シンディ・ユフィアちゃん)も、生写真(PP)を見て名前も分からずに一目惚れしたフィアちゃん(サクティア・オクタピアニちゃん)もいる。
フィアちゃん(サクティア)に関して言えば、当初は推しランキング上位だった。
では何故「推し」にならなかったのかと言えば、やはり劇場公演を観ていないというのが個人的には大きい。
前回の渡尼ではスケジュール上、KⅢ公演を観ることができなかったのである。

そんな満を持してのKⅢ鑑賞だが、推しがいないこともあり、何処かゆるい心持ちで劇場前に立っていた。
その緩みのせいか常時携行していたキンブレもうっかり忘れてしまっていたし、まあ観られればいいやという何処までもリラックスした状態でビンゴを迎えた。
無欲の勝利、という言葉があるがまさにその通り、この日、生まれて初めての1巡目入場となった。

あまりの出来事に少々気後れしつつ1巡目の最後の方に入場、1列目の端の方で身を小さくしながら開演を待つ。
LINEからの友人の助言でキンブレの代わりに手を振って楽しむことにした。

公演中の迫力はとにかく凄まじかった。芸達者な面々の個性的なパフォーマンが常にダイレクトに押し寄せて来てひえー!となった。
パフォーマンス能力が随一のチームという評判を知ったのは終演後だが、身をもって体感したことで何処までも納得した。

タレント性の高いメンバーの連続だったが、中でもユッピちゃんとシシルちゃん(プリシリア・サリ・デウィちゃん)は印象的。

ユッピちゃんは、嗣永桃子ちゃん(所謂「ももち」)のような「プロ」アイドルちゃんだ。
一瞬の隙もなく、完璧なアイドル像を描いて、表現してくれる。
そこにオフのシンディ・ユフィアちゃんは関係なく、勿論「ユッピちゃん」のパフォーマーとしての存在は大きい、現実の諸々を超越して超可愛いユッピちゃんがそこにいるのである。
日本であればアイドルズアイドルの典型になり得るだろう。
ユニット曲『初恋泥棒』にミルキィホームズみたいな衣装で登場した時は「わーーーなんだそれは!!」と大混乱した。

シシルちゃんの華やかさと愛らしさはとんでもなくて、ユーモアがあってコケティッシュ。海外でも活躍できそうなキャッチーなアピールができるタレントさんだった。
一挙手一投足がキラキラして目を惹く。
超個人的には、自分の好きなとある舞台女優に似ていて、確かな演技力で海外でも活躍する小柄でキュートな彼女と重なる部分が多かった。
Dream5重本ことりちゃんにも近い。小柄でパワフルでエネルギッシュ、目鼻立ちのハッキリした表情豊かな笑顔に筆者自身が弱いことは明らかか。
シシルちゃん日本でタレント活動出来そう、と無責任な感想を。

勿論2人に限らず才能も持ち味もテンコ盛りのメンバーがたくさんで、一気に名前と顔を覚えることができた。この日で全メンバーの8割はカバーできたのではないかと自負している。

最後にどうしても語りたいのはアリシア・チャンジアちゃん。
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握手券購入、握手レーン探しの際にチアちゃん(アリシア・フェリヤナちゃん)と間違いやすかったアリシアちゃん。
アチャというニックネームがあーちゃん(アヤナ・シャハブちゃん)と混ざって誰だかもう分からなかったアリシアちゃん。

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美人でしっかりしたパフォーマンスで、目の前に来ることが多かったのもあり名前と顔が頭に入りかけていたその時、超弩級のユニット曲で筆者の心は鷲掴みにされた。
『リターンマッチ』で男役を担当するアリシアちゃんのそれはアイドルのパフォーマンスを飛び越えまくっていた。
何処で習得したのか、これ、完全に宝塚歌劇!!
目線の送り方、重心の落とし方、完璧にキザ。
相手役の夏子ちゃん(ナタリアちゃん)のフェミニン感がまた佳い。
キナルちゃん(デフィ・キナル・プトゥリちゃん)とロナちゃん(ロナ・アングレアニちゃん)もとてもとてもとても良かったけど、いつもイケメンのキャプテン・キナルちゃんといつも超絶可憐美少女ロナちゃんのゴールデンコンビよりもここではアリシアちゃんのギャップに度肝を抜かれた。
世界中の『リターンマッチ』を全部観たわけじゃないけど、暫定アリシアちゃんコンビが世界一。(2位はキナルちゃんコンビ)
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この写真では言いたいことの数ミリも伝わらない…違うんです。もっとすごい

しかも、その後のMC見てたら、アリシアちゃんすっごい可愛い声でウザ絡みしてて石川梨華ちゃんみたいでノックアウトされた。JKT48の層の厚さハンパない。
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結局フェニちゃんフェニちゃんだね☆

端的に「推し」を決めるという次元をぶっ飛ばすような鑑賞経験で、結局「推し」は不在のままだが、それに心底納得している。今言えるのは、KⅢまた観たいってことだけである。

公演いっぱい観てみた

2度目のジャカルタ訪問、有難いことにチームTの公演ラッシュと滞在が重なり、都合6回ほど公演を観ることができた。またJ公演、初めてKⅢ公演もそれぞれ1回ずつ観られた。
新参者としては有難い限りである。

基本的に劇場では同じ公演のロングランで、JKT48の場合まだ人気の上では入場困難になるということも殆どなく、観客もどこかマンネリムードになりやすいと耳にしたが、日本で地下アイドル現場に居ると、持ち歌が3曲しかないアイドルちゃんが週に数回持ち時間15分のライブに出るのを毎回見に行くというのが通常営業なので全く問題ない。

しかも日本でそういうアイドルちゃんの15分の為に3500円払っているのを考えたら10万ルピア(千円)はとても優しい。
インドネシアの千円は個人的に5000円強くらいの感覚でいるが、それを考えたら現地のJKT48ファンと日本の地下アイドルファンは同じくらい財布を痛めてるんじゃないかと思えて来た。
15分への3500円、はっきり言って余裕で使っているわけではない。
いや、余裕で使っている人もたくさんいるだろうし、逆に無理する余裕はないという人もいるだろうから、自分の個人的な経済事情と金銭感覚によるものだが、そう思うと現地ファンの全てが物凄く余裕があるというわけでもないのだろうという考えに至る。

今回はインドネシア語学習の甲斐あって、学習成果の話ばかりしている、自分の力で入場ビンゴの案内を聞き取ることが出来た。
まず最初に4列目以降ならどこでも座れる「遠方枠」(Far)が呼ばれて入場、その後「青」(Biru、一般チケット)が番号毎に並ばされ(ここで真面目に並ぶかどうかは自由)、Biru(ビル)のビンゴが始まる。
番号を呼ばれたら入場、荷物チェックで引っ掛かると不利なのでなるべく身軽が好ましい、入場が終わったらBiruがまだ居ないか確認してから「緑」(Hijau、学生・女性・下手チケット)(ヒジャウ)の入場列が出来る。
この流れをようやく自分の目と耳で理解することが出来た。
自分の番号が早くに呼ばれることは殆どなかったが、おかげで1度立ち見も経験出来た。
現地のピンチケちゃん達が溜まって「ヲタ芸」するゾーンに紛れて振りコピおじさん……

チームT公演については曲もすっかり覚えて、日本に帰った今でも頭の中をガンガンヘビロテしている。
MCも5%程理解できるようになり楽しかった(聞き取れたけど意味がわからなかったMCについて現地の友人に質問したらインドネシアの童話の話だったらしく、それは外国人にはムリー!!となった)。

公演後には「2ショット撮影会」がある。15万ルピアのDVDに付いてくる撮影券を持って入場前に物販で申し込むと撮れる。
日本でも地上のアイドルちゃんと2ショットするには8000円、地下のアイドルちゃんとは1000円前後、前出の日本での消費感覚と併せて考えると安いし高いし、妥当である。

ジャカルタに「アイドル」が居るというのは冷静に考えたらとても不思議で、日本のようなヲタ活が出来るなんて実に特異な場である。
ジャカルタに居る限りいっぱい観ちゃうだろうし、それが個人的には日本となんら変わりない日常なのだと気付いた。

JKT48の歌詞が聴こえてきた

インドネシア語学習の成果か、いや明らかな成果だろう、劇場公演を見ながら歌詞が少し分かるようになって来た。
今迄は完全に呪文だった言葉が意味を持って頭に入ってくるようになった!
そうするとダンスがアテ振りであるところがあるのも分かったし、表情豊かなメンバーのそれがどういう意味を持っているのか分かってきた。曲とタイトルが一致するようにもなった。
個人的に大変大きな進歩である。

プロデューサーの秋元康氏はインドネシア進出に伴って、歌詞が現地の宗教や文化背景に差し障ることがないよう考慮したと各所で明言している。
ただ、それを感じるところは正直あまりなく、セクシーな楽曲や同性愛を匂わせる楽曲に最初は面食らった程である。
それも兎も角、文化・習慣の異なる国で日本の歌をそのまま翻訳して歌うのはどれ程意味があるのかとも考えさせられる。

氏が目指すのは新しいスタイルで、従来のローカライズのように現地の味に寄せるのでなく、日本の味をそのまま持って行くのが特徴だ。
だからJKT48の曲を通じて、ああ桜という花は別れの季節に咲くんだ、とか、バレンタインには女の子が好きな男にチョコレートを渡すんだ、とか、学校に行く時には電車に乗って学校では下駄箱に靴を入れて上履きをはくんだ、とか分からないけど、日本の文化を知ることが出来るという意味合いがあるだろうと思う。
海外ではアニメからお弁当やおにぎりが知られて、部活や文化祭、運動会に興味が持たれているというので、真に伝わっているかはわからないがその様な側面はあっていいだろう。

しかし、しばしば指摘されるのはJKT48の歌詞が不自然なまでに直訳だということだ。
流石にその感覚を掴むのは難しいが、恐らく歌詞の内容をなぞるだけで「歌」になっていないのだろうと推測する。
リズムを合わせたり、心に響く様な言葉を選んだり、ということが歌詞には必要だ。
『Let It Go〜ありのままで〜』は言葉選びに重きが置かれ、原曲と歌詞の内容が違ってしまったということが一部で話題になっていたのを思い出す。
特にインドネシアでは曲よりも歌詞を味わうことが人々の楽しみだそうで、そういう意味でJKT48の歌が一般受けすることは難しいと現地の友人が言っていた。

JKT48のオリジナル曲リリースが長らく待たれている。
実現するとしたらどの様な制作手法が取られるのか、気になるところではあるが、その頃には自分も歌詞を聴いて楽しむことができるくらいになっていたい。