JKT48のオタクになってみた -coba menjadi fans JKT48

JKT48とそのファンを研究対象にしたら自分もミイラになったでござる

結束力のあるオタク達

握手会に参加して印象的だった光景の一つに、ネタを仕込むオタク達の姿がある。
握手でネタを仕込む、メンバーを楽しませようと、自分達がより楽しもうと、想いは様々だろうが、何らかの特別な準備をして握手に臨むというのは日本でもよく見られる光景だ。
友人同士で、また時にSNSなどで参加者を募って、大人数で続けて握手の列に並ぶ。
そこでドレスコードや話題にしばりを設けてイベント感を出す。
これがインドネシアでも行われていること、そしてその規模がなかなかに大きいことに驚かされた。

「企画」の中心は各メンバーのファンベースのようだ。
ファンベースの構成員が集まって揃いの衣裳に身を包み、連番で握手に参加する。
ファンベースに参加していない知友も飛び入りする。
とにかく賑やかだ。

ファンベースでは、これに加えて、オリジナルでTシャツを作ったり、ステッカーを作ったり、オフ会を開催したりと、握手会にあわせて多くの「企画」を行っている。
このオリジナルステッカーは、握手レーンで彼等から記念品のように手渡される。

日本の48界隈事情に明るくないのではっきりしたことは言えないが、この様相はインドネシア固有と言えるレベルに達しているのではないだろうか。
インドネシアらしい家族意識、仲間意識の風潮がファンベースを活発にし、またその想いがメンバーにも向けられているのではないかと考えさせられた。
その意味では、結束力が発揮される握手会こそインドネシアらしさの出るイベントなのかも知れない。