JKT48のオタクになってみた -coba menjadi fans JKT48

JKT48とそのファンを研究対象にしたら自分もミイラになったでござる

公演いっぱい観てみた

2度目のジャカルタ訪問、有難いことにチームTの公演ラッシュと滞在が重なり、都合6回ほど公演を観ることができた。またJ公演、初めてKⅢ公演もそれぞれ1回ずつ観られた。
新参者としては有難い限りである。

基本的に劇場では同じ公演のロングランで、JKT48の場合まだ人気の上では入場困難になるということも殆どなく、観客もどこかマンネリムードになりやすいと耳にしたが、日本で地下アイドル現場に居ると、持ち歌が3曲しかないアイドルちゃんが週に数回持ち時間15分のライブに出るのを毎回見に行くというのが通常営業なので全く問題ない。

しかも日本でそういうアイドルちゃんの15分の為に3500円払っているのを考えたら10万ルピア(千円)はとても優しい。
インドネシアの千円は個人的に5000円強くらいの感覚でいるが、それを考えたら現地のJKT48ファンと日本の地下アイドルファンは同じくらい財布を痛めてるんじゃないかと思えて来た。
15分への3500円、はっきり言って余裕で使っているわけではない。
いや、余裕で使っている人もたくさんいるだろうし、逆に無理する余裕はないという人もいるだろうから、自分の個人的な経済事情と金銭感覚によるものだが、そう思うと現地ファンの全てが物凄く余裕があるというわけでもないのだろうという考えに至る。

今回はインドネシア語学習の甲斐あって、学習成果の話ばかりしている、自分の力で入場ビンゴの案内を聞き取ることが出来た。
まず最初に4列目以降ならどこでも座れる「遠方枠」(Far)が呼ばれて入場、その後「青」(Biru、一般チケット)が番号毎に並ばされ(ここで真面目に並ぶかどうかは自由)、Biru(ビル)のビンゴが始まる。
番号を呼ばれたら入場、荷物チェックで引っ掛かると不利なのでなるべく身軽が好ましい、入場が終わったらBiruがまだ居ないか確認してから「緑」(Hijau、学生・女性・下手チケット)(ヒジャウ)の入場列が出来る。
この流れをようやく自分の目と耳で理解することが出来た。
自分の番号が早くに呼ばれることは殆どなかったが、おかげで1度立ち見も経験出来た。
現地のピンチケちゃん達が溜まって「ヲタ芸」するゾーンに紛れて振りコピおじさん……

チームT公演については曲もすっかり覚えて、日本に帰った今でも頭の中をガンガンヘビロテしている。
MCも5%程理解できるようになり楽しかった(聞き取れたけど意味がわからなかったMCについて現地の友人に質問したらインドネシアの童話の話だったらしく、それは外国人にはムリー!!となった)。

公演後には「2ショット撮影会」がある。15万ルピアのDVDに付いてくる撮影券を持って入場前に物販で申し込むと撮れる。
日本でも地上のアイドルちゃんと2ショットするには8000円、地下のアイドルちゃんとは1000円前後、前出の日本での消費感覚と併せて考えると安いし高いし、妥当である。

ジャカルタに「アイドル」が居るというのは冷静に考えたらとても不思議で、日本のようなヲタ活が出来るなんて実に特異な場である。
ジャカルタに居る限りいっぱい観ちゃうだろうし、それが個人的には日本となんら変わりない日常なのだと気付いた。