JKT48のオタクになってみた -coba menjadi fans JKT48

JKT48とそのファンを研究対象にしたら自分もミイラになったでござる

ミニコンサート前方で見てみた


【FanCam】JKT48 HandShakeFestival051615 TimT(Feni ...

フェニちゃんとの最後の握手、最大の哀しみをもってレーンに並び「これが最後です。またいつか必ずジャカルタに来ます!!ずっとフェニちゃんが好きです!!!」とリハーサルしていた。

これはもう泣いちゃうかも知れない。

しかし、眼前のフェニちゃんは笑顔で「まだミニコンサートがあるよー!またねー!」と言った。
お、おう。
そうか、いや、そうじゃないんだと思いつつも「そうかー!ミニコンサート楽しみにしてます!きゃぴー!」とやって退散した。
 
オタクはアイドルとの「約束」に異常なまでに忠実だ。
行く、と宣言したら絶対に行かないといけないし、逆に行けない、と伝えていた場合に急にスケジュールが変わったら「○○ちゃん驚いちゃうかな?」と心配までする。
つまりフェニちゃんが僕を探してしまったら大変なので、なるべく前方でミニコンサートを見ることにした。
 
9部(sesi9)の握手会中にミニコンサートの準備は始まる、そうすると9部に参加してる場合ではない。
しかしエンジェルちゃんとの握手券はsesi9しかない。
物凄い速さでsesi9を終えてステージ前に移動することにした。
 
ステージ前に到着すると大体10列分くらい埋まっていた。
そこにおさまりつつも、向上心は忘れず、小さい圧縮に積極的に身を任せることにした。
幾度かの波に乗っているうちにコンサート開始の20分程前だろうか、2列目くらいに私はいた。
10列目にいた時からここまでコンサートは一向に始まる気配を見せず、正確には何回か照明がついたり消えたりして聴衆を煽った、そのうちにフェニちゃんへの想いが疲労に負け始めた。
なんて言うか、そもそもステージが全く見えないのだ。2列目なのに。
その訳は前方は基本的にカメコゾーンだということ。
大きなカメラを抱えて体を小さくしながらファインダーを覗き込むカメコおっさんから、デジカメを高く掲げて声をあげながら撮影し続けるカメコピンチケまで大小様々なカメラが人々の隙間に、頭上に並んでいて視界を妨げるのだ。
筆者が殆ど丸腰であることも手伝って、ステージに集中するのは不可能に思えた。
 
しかも数人は踏み台に乗っている。
日本では空気を読まずに使用すると冷たい目で見られること間違いなしの忌まわしき踏み台。
2列目なのに踏み台。最中央でも踏み台。
コンサートを待ち侘びる余りかフロアに響き渡るインドネシア国歌。
インドネシアコールからの国歌、そしてJKTコール、その後謎の「アンコール」、何もやってないのにアンコール、完全に謎)
 
インドネシアンスタイルと思しき美女による鼓笛隊に先導されて総選挙の上位メンバーが表れたのがミニコンサート冒頭の演出だったが、筆者の脳裏には鼓笛隊のお姉さんの濃い化粧しか刻まれていない。
メンバー、特にお姉さんメンバーの名前と顔が一致しないのも相まって、とにかく分不相応なミニコンサート観覧となってしまった。
(あと、ここまで来たらジャパニーズピンチケスタイルの汚いMIXとリフトをやる少年達がいたので、それにはここまで来た甲斐があった…と思わされた)
 
肝心のフェニちゃんは1曲か2曲しか出番がなかった。勿論よく見えなかった。
きっとフェニちゃんからも見えなかったと思うけど、フェニちゃんは表情をクルクル変えて力いっぱいのパフォーマンスをしていたから、きっと僕が見ていることを信じてくれていたんだと思う。
ああ、フェニちゃん。
 
そんなフェニちゃんをほんの少し、取材のために携行していたコンデジにおさめた(冒頭動画)。
 2列目まで行ったせめてもの結果である。