JKT48のオタクになってみた -coba menjadi fans JKT48

JKT48とそのファンを研究対象にしたら自分もミイラになったでござる

JKT48を好きになってみた

新参JKTヲタとして、よく聞かれる質問
「どうしてJKT48のファンになったの?」

それぞれいろいろな理由があるだろう。
日本にいるファンなら動画を見て、ニュースで知って、移籍するメンバーのファンでーーしかし、自分の場合は少々違っていた。
「研究対象を探しているうちにJKT48にたどり着いて」

大学院で研究者を志す道を選んだものの、研究テーマに迷うようになり、最初に抱えた「イスラーム」と「日本」というキーワードだけを手に同じようなところを行ったり来たりしていた。
指導教授から「オリジナリティはどこ?」と追及されるうちにライフワークであるアイドル鑑賞に救いを求めていた。
(危機的状況にあろうとなかろうと常時アイドル鑑賞しているけど)

そこで思い出したのがJKT48の存在である。
インターネットで「JKT48」「イスラーム」を検索すると、「インドネシアのような地域でアイドルなんて!」という、恐らくAKB48にもインドネシアにも関心は薄いであろうユーザーの叫びを皮切りに、種種の興味深い結果がたくさん引っかかって来て、とにかくJKT48イスラームとは無関係ではないことが分かった。

とはいえ、研究テーマにJKT48を掲げるにはまだ抵抗があった。
アイドルを研究対象に据えることには慎重な検討が必要だと思ったし、そもそも大学院で研究したかった事柄とはまるで違う対象に不満もあった。

しかし、キャッチーで、意外にも、ほとんど知られていないJKT48の存在に教授も先輩、同輩も「面白いね!」と食いつき、半ばなし崩し的に「JKT48」に腰を落ち着けるところとなったのである。

それから約半年。
JKT48ファンベースを対象に研究準備を進め、インドネシアでの調査出張から帰った週は学校でJKT48のCDを配り歩いていた。
懸念は的中し、研究するうちにただのJKTオタクになってしまったのである。

この事実は研究に不要であり、冷静な目を持ち続けることを肝に銘じるが、しかし、ファンが対象ならば自分もその対象ではないか。
参与観察の一環として、オタ活の様子も踏まえた自分の観察日記をここに記そうと思う。
気が向いた時にお付き合いください。